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仿古堂工房 羊毛の皮を剥ぐ 筆作りは分業制 初期工程

今日の工房での作業は何かしら?

スタッフ同士ですが担当者が取材に行きました!
説明なしで、まずは、以下の動画をご覧ください!

手にしているのは、筆の原料です。(さすがに色と形状から解りましたか 笑)

初めて見る方も多いかもしれませんね。
さてさて、何の作業をしているか?というと…

筆の原料である原毛の皮を剥いでいる一コマです。

弊社では書家の方々に人気の「放心」という羊毛筆があります。
その筆の制作に一番最初に取り掛かる工程です。

右は皮がまだついている状態(これを業界では根付-ねつき-と言います)
左は機械で皮を剥いだ状態
先ほどの動画では、手さばきが早すぎてbefore-afterが解りにくかったので、写真で表現してみました!

それで、この機械、奥はどうなっているのか気になりますよねぇ~
下の画像の中をよーく見てください。

なんと!華道のお稽古でよく使われる剣山を縦に埋め込んだような作りです。
この剣山が左右に揺れ動くことによって皮が剥がれるんです!

簡単なように見えますがしっかり毛を握っておかないと機械に巻き込まれてしまい、毛が台無しになります。
もちろん指を巻き込まれたら大変💦
ここでも集中力が必須!
※ここで改めて動画を見ると、巻き込まれそうな感じがよく解りますよね。

さて…この機械の内部には剥がれた皮や綿毛がたくさん溜まっていきます。

その内部を開いてみると…

ギャーものすごい綿毛が!
これらはゴミ箱行きなのです😓←原料さんごめんなさい🙇‍♂️💦

さて、皮と綿毛が取れた原毛はこんな風に籾殻の灰をまぶして新聞紙にクルクルっと包みます。

(ここから毛揉み作業に入るんです)

ここで皆様に問題

灰をまぶすのは何故でしょう?

・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・

!!答えは!!

毛に含まれる脂を取り除くためです。
これにより墨を含ませることが初めて可能になります。

つまりこの工程がなければ筆として成り立ちません。
一つ一つ全てに意味があり、一つ一つが重要です。

こちらの毛で作られる「放心」

先揃い、重厚感、もったりとした弾力と言いましょうか…
「この書き味が好き!」という声を書家の方からいただいております。

我が社の歴史においてとても大切な筆です。

その辺りの語りはまたいずれ…

本日ご紹介しました筆は、作品向けになります「放心」
一号 放心

シリーズとして全部で5種類あります。
放心シリーズ 5種

今日の内容はいかがでしたか。
日頃目にすることのない内容なので、難しかったでしょうか。

たまにはマニアックすぎる内容もよいかと思いましての本日のブログでした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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