熊野筆への思いを綴ります。

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仿古堂手帖

Vol. 4

珍品筆

2016.10.21

筆というと羊毛や馬の毛で出来ている円錐型を連想されると思います。多くはその形を取っていますが、中に「珍品筆」というジャンルの筆があり、その形、材質は様々で、実に面白いです。

 

珍品2

珍品筆は、色々な動物、植物などを筆に使用したものです。古来より色々な毛を使って筆は作られていましたが、犬、猿などは「字を書くのに不向き」とされ、あまり使われませんでした。犬、猿の筆は、腰の弾力も無くクタクタだからでしょう。一方、猫の背骨の上に生えている毛は弾力もあり、現在も玉毛として重宝され小筆などに使用されています。玉毛の由来は、毛に墨を含ませると真ん丸い玉の形になることからきています。また、植物の筆で言えば、竹筆、ワラ筆などがあり、現在も比較的多くの方に使用されています。

 

そもそも筆は、貴族・武士など限られた人々が使う筆記用具でした。それが戦後、書道の芸術としての側面に注目が集まると筆へのニーズに変化が現れます。ここで偶発的な面白い線を書くために、鳥や豚、兎などの珍しい毛を使った様々な筆が「珍品筆」として生まれました。中でも鳥の羽で出来た筆は、色とりどり、形も様々で眺めているだけでも楽しいものです。そして、書ける線に一筋縄ではいかない面白みがあります。

 

鳥筆2

正統派に書道に親しむことは無論ですが、アーティスティックに毛筆を楽しむのもお勧めです。文字を書くと言うより、絵を描くような自由な感覚で筆を進め、初めて筆を持つ方にも楽しんでいただけると思います。珍品筆は、そのような楽しみ方にも適した筆です。余談ですが、2017年は酉年。鳥の珍品筆を使って楽しい年賀状作りに挑戦されてみてはいかがでしょうか。

 

ダチョウ2 ほろほろ鳥

ホロホロ鳥の筆で、ダチョウを描いてみました…

 

※ショッピングサイトで鳥毛2本セットを限定販売しております

 

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