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  2. 令和3年10月

日本の伝統文化「大和心」を大切に
次代を担う筆作り職人と書家達の育成に力を注ぎます

「和」この漢字1文字の奥深さに興味が尽きません。
仿古堂を継ぎ、改めて「思いやり」「調和」の大切さに気づかされている毎日です。
心に刻んでいる言葉「古(いにしえ)」
新たな発見に心躍る時、新しく生み出す作業時、無我夢中で追うのではなく、
常に「古(いにしえ)」から学ぶということ。
仿古堂の「仿古」は、“古(いにしえ)を訪ね、古(いにしえ)に仿(ならう)”という意味です。
二代目:思斉が残した詞にもその思いが綴られています。

仿古堂は、書筆をはじめ、水墨画筆、胎毛筆、化粧筆など、さまざまな筆の製造・販売を主力とし、筆文化事業の発展に力を注いでいます。
工房の見学では小・中学生の筆作り見学をはじめ、一般の方にも見学・体験が可能です。
美しい「古」にできるだけ多く触れること 同じ感性を持つ人達と共に次世代へ向けた活動をしていきます。120周年はあくまでも通過点 気負わず、変化を恐れず、時代に沿った筆作りを通し、大和心を伝えたい。

コロナ禍において時間の使い方が随分と変わりました。
歴史ある書道界も例外なく変わりつつあります。出張に追われていた日々が懐かしくもありますが、
今はただひたすらに社内を見つめ続けています。時には社外で気分を変えて、経営方針を模索する毎日。
絵に現れているのは、内なる闘志か静寂か伝統を守りつつも、みなさんが見落としているあたりまえの日本文化。
伝える方法はたくさんあるはず。

頼まれごとは試されごとこの言葉がついつい浮かび、
現場の最前線で走っていたいと心の声この時代、誰と繋がるか、何を手放すか、どこに出会いが、どの分野No1を目指すのか。。。
ここ数年は、社内に目を向け、業務改善に取り組んで参りました。皆様に実感頂くにはしばらく時間はかかると思いますが、ようやく未来像が描ける所まで来ました。
次は、観光事業と合わせて催事イベントにも活気が戻りつつある今、外に目を向け、アクティブに動きはじめています。
常に前進。各地でみなさまにお会いする機会を楽しみにしています。