仿古堂創業120周年記念展 作品紹介①
早いもので、9月も残り3日…
今週金曜日10月2日はいよいよ
仿古堂創業120周年を迎えます。
今週のブログは現在「筆の駅ギャラリー」で開催している
弊社の記念展の作品を数点ご紹介するWeekにしようかな^^
「筆の駅ギャラリー」奥の階段を上がった所
中央の力強い書、これは、比田井天来先生の書
当社の二代目井原思斉へ贈られた書です。
写真右の書は、比田井天来先生の奥様 比田井小琴さんの書
繊細なかな文字は、写真では少し解りにくいですね。
是非、実際にご覧になって、本物の迫力を感じていただきたいです!
さて、比田井天来先生といえば、紹介したい筆があります。
それは。。。
「天来清玩」大小2本
昨年冬、比田井天来先生没後80年でした。
天来先生が旅立たれる直前、弊社2代目の思斉(しせい)はその病室にいたようです。
人生を共に歩んできた思斉はどんな思いだったのでしょうか。
天来先生が最後まで書と向き合った当時の記録と絶筆が残っています。
絶筆は長野県佐久市の天来記念館に所蔵展示されています。
http://www.shodo.co.jp/hidaitenrai/tenrai06/tenrai06-01/
弊社創業120年&天来先生没後80年
この奇縁を記念して企画製造した「天来清玩」
この筆のモデルとなったのが
「華蔵山主珍玩(けぞうさんしゅちんがん)」
弊社二代目の井原思斉が「天来先生の望む筆を作りたい!」と試みた羊毫の筆です。
この筆を研究して、現職人が製造、そして
天来門流の先生方に試し書きしていただき、アドバイスを賜りながら
完成した筆が「天来清玩」です。
数種類の山羊毛を配合し、やや先梳きにつくられている作りなので
重厚感のある線で古典臨書用としてお使いいただけます。
筆にも流きがありますので最近あまりない作りですが
天来先生が大事にしてきた「古典臨書」の為の筆として
是非、その書き味を感じていただきたいです。
この筆は記念筆ですので数量限定。若干残っておりますがなくなり次第終了します。
現在の「華蔵山主珍玩」は規格が違いますが天来書院さんで同名の筆があります!
http://www.shodo.co.jp/bunbou/123/
※こちらの筆は弊社では販売しておりませんので是非天来書院さんでお買い求めください。
なんと!この筆を使用したYouTube動画もあります(天来書院さん作成)
0:20~0:50辺り…です。
天来清玩と華蔵山主珍玩
どちらも仿古堂作です。
当社に残る貴重な写真…比田井天来先生を囲ん書道先駆者の方々!
前列中央に天来先生!
なんて…説明せずともすぐに見つけられるほどにすごい貫禄の天来先生♡^^
当社二代目井原思斉は、後ろの方に写っています。
流石にこの画像から解る方はいないかな ^^;;
何もしないで保存してありますので、いずれ見えなくなりそうですが・・・
今回、スキャナー取りましたので、少なくともこのファイルは永久保存版です!
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