仿古堂工房 クシ抜き 筆作りは分業制
今日は工房から…☝🏻
筆作りは分業制なので
同じ時間に一種類の筆をみんなで作る
ってなことはあまりありません。
例えば本日の作業の1コマ
茶色い馬毛の兼毫筆←手ずらし(穂ができる前の下準備最後の工程)
羊毫筆←クシ抜き(毛揉みの後の工程で毛質の均等化の為、更なる綿毛取り)
高級羊毛筆←練り混ぜ(穂の芯を立てる前の毛を更に均一に混ぜる工程)
※映像&写真撮り忘れてました。
※先日ご紹介した香川さんが担当されてました。(文章でご紹介~)
イタチ毛のかな用面相筆 ←毛揉み
そして仕上げの糊固め
こんな感じで各自それぞれにバラバラの筆を作っています。
その中で先日の羊毛の皮を剥ぐ工程
↓
毛揉み
↓
クシ抜き
作業をお見せします(o^^o)
その名の通り、クシの間に毛揉みを終えた毛を通しながら
毛質の違う(粗い・細い・太い・柔らかいなど)毛束を混ぜて均一化します。
その際にクシに引っかかる綿毛を更に取り除きます。
動画ではあっという間に左手に溜まる綿毛を摘んで作業台の右側にポイッとしているので注視してみてください、笑。
これも何度か繰り返していくことで更に毛質が均一化します。
つまり…ここでも集中力必須☝🏻
一つ一つ大切な作業です。
さて…話変わって
今日は6月30日
あっという間に令和2年半分終わりました。
日本には「夏越の祓い」という半年の
自らの罪穢れを祓うという儀式があります。
今年はコロナウイルスを祓え〜!
天地の神様〜
祓い給え〜
清め給え〜
そして今、生かされていることへの感謝を込めて。
先日、ある神社さんから御朱印用の筆のご注文をいただきました。
汀雲(ていうん)
明日から7月 今年の後半が始まります!
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