陽明文庫展 後期
筆の里工房で開催中「陽明文庫展 後期」残すところあと10日となりました。
前期と後期の展示入れ替えは約11点。
当然ながら写真撮影は厳禁ですので、この素晴らしさをどう説明したら良いのやら…
筆の里工房館内の撮影OKの箇所とリーフレット写真を挿しこみながら後期の魅力をお伝えいたします^ ^
私が感動したのは…なんと!
需要文化財の【短刀 吉光】
銘は【吉光(よしみつ)】
刀剣好きな方の中でもかなり人気があるそうです。
そもそも【刀】を見ることが苦手な私でも「なんて綺麗で立派な刀なのかしら?カッコいい〜」と感じるほどです。
写真の持ち手の白い部分、これはエイの皮で実物だとよくわかるのですがブツブツが大きい!こんなに大きな突起のあるものは希少で貴重なものだそうです。
そして…前期は国宝の【倭漢抄】が人気でしたが、後期の見どころとしては
国宝 【大手鑑(おおてかがみ)】❗️
大手鑑とは、昔から伝わるすばらしい筆跡を集めて貼り、鏡を見るように手軽に鑑賞するために作られたもので、本作は家熙さん編集のもの。質の高さと量は最高級で日本の四大手鑑の一つ。とにかく線の美しさにうっとりしてしまいます。
そしてそして…
藤原道長自筆、世界最古の日記
国宝【御堂関白日記】
前期と違って今回の展示は道長が一条天皇が后である彰子(しょうし←道長の娘)に自分(一条天皇)が亡くなる前に読まれた和歌を書き記した部分などを観ることができます。
このように1000年以上も保存されてきたということはいかに近衛家の方が代々、大切に…と言い伝えられ守ってくださったからこそ。
陽明文庫の品は通常では見ることができません。今回のように貴重なものばかりが贅沢に並んでいるにも関わらず、意外と静かにじっくり間近で観ることができます。
写真がないのでこの感動をお伝えするのは難しいのですが、本当に貴重な素晴らしい展示を実現頂いた近衛家の方々に感謝しかありません。
展示の後は、子ども達や日頃筆になじみのない方へと、工夫をこらした
体験コーナーが用意されています。
学芸員さん達の遊び心を感じるエリアです。
販売コーナーも充実しています。
当社の筆もありますので、良かったら、探してくださいね。
そして、化粧筆は、@houkodou (←最後のuを忘れずに!)
書筆は、@仿古銘筆
と、ハッシュタグつけて、投稿くださいますと、嬉しいです^^
皆様…後期もお見逃しなく^ ^
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