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井桁(イゲタ)の歴史

我が社のロゴマーク は井桁(イゲタ)と、比田井天来先生書「仿古銘筆」です。
それまでのロゴマークというのは定まっていませんでしたが
約2年前にこちらのマークに変更いたしました。

今年創業120周年を迎えるにあたり、四代目井原が
「先代達の初心と同じように-古-いにしえ-を大切にしたい」
という思いから、まずはロゴマークを変更。

井桁は、代表的な絣(かすり)模様の1つで、井戸の上部の井桁を文様化したものです。
正方形のものを井桁・平井筒(ひらいづつ)、
斜め45度に傾いたものを井筒(いづつ)・隅立井筒・角立井筒(すみたていづつ)といいます。
という歴史があるものの(和柄の世界では上記呼び方のようです)
家紋の世界でいうと、現在は、隅立井筒を縦方向に押しつぶして菱形にした形を「井桁」と呼ぶのだそうです。


上記写真は、我が社の店舗内に飾ってあるものです。
はっきり写ってませんが、下側に「井筒本舗」と書いてあります。

当社の初代が「仿古堂」を設立した際、初代の兄弟が「井筒屋」という名前で
軸を作る会社を営んでいました。
当時は、現在の井桁マークを井筒と読んでいて命名したのかもしれませんね。

今回の断捨離の中で、見つけた古いものの1つ
いつの時代のものでしょう。歴史を感じます。

井桁マークを用いた家紋では、苗字に「井」がつく家が多いとか。
我が社は、井原なので当てはまりますね。

この井桁マークを遡って行くと、「丸に四目結」に「宗家」にたどり着きます。
実は「丸に四目結」は井原家の実際の家紋。

約10年前に四代目井原が夢で「対馬へ来なさい」という夢告のようなものを見ました。
そこで、本当に対馬ヘ渡ってしまうという…なんとも無鉄砲な四代目😅
対馬は歴史深い場所…この辺りの話になると相当マニアックで長〜い話になるので割愛。

対馬で何が待ち受けているのか? ドキドキしながら島内を巡っていた四代目。
ある神社に行き、そこの土地神様に御挨拶を、と階段を昇り社殿の前に立った時に目にしたものは…
井原家と全く同じ家紋でした。

約10年前の当時は「仿古堂」を承継する覚悟が持てなかった四代目
あの夢告によって
「あなたが承継するんです。頑張りなさい」
と背中を押してもらった、と思っています。

こちらも昔から受け継がれているもの
店内に飾っていますので、来店の際には、是非、見てください。

  1. 井原家もですが、仿古堂、そして熊野筆のゆかりの地を旅してみたいものです。
    もう少し時間を持て余す年齢になったらやってみたい事の1つです。
    ルーツをたどる、歴史を紐どく、このロマンに心躍らせながら
    当社はこの秋、創業120周年を迎えます。
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