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小学校へ出張〜筆作り勉強会

小学校の筆作り体験です。4年生34名。
最初の全体説明だけ、一瞬集まっていただきました。

すでに紙漉き体験と墨作り体験で紙と墨は作ってあります。
6つのグループに別れて距離を取って、密にならないようにさせていただきました。

筆作り見学コーナー、接着を生徒にしてもらうコーナー、いろんな筆をみてもらうコーナー、羊毛、馬、鼬の書きくらべるコーナー、筆作りのビデオをみるコーナーに別れて計2時間の授業でした。

本日は、弊社の伝統工芸士さんと、イケメン彫り師&営業マンで
対応させていただきました。
小学生にとって2時間は、ながいかな?との不安も全然
みなさま、興味津々で取り組んでいただきました。

皆様、珍品をみて楽しんでいました。
目をキラキラと輝かせて楽しんでいる様子をご紹介したい所ですが、
みなさまが特定できないようにと思うと、後ろ姿でのご紹介となりました。

後ろ姿でも、生き生きとした雰囲気が伝わりますよね。
こういう取り組みが今年は少なくなっているのが残念ですが
こうしてお声かけ頂ける事は大変うれしく思います。

書きくらべでは当然ですが鼬の別真秀が人気でした。馬は謙信、羊毛は庸。

画像クリックで公式ショップ「別真秀」へ

最後に質問コーナーを設けました。

一本作るのにどれくらい時間がかかりますか?

筆の種類とかにもよりますが、だいたい1ヶ月ぐらいです。

どれくらいで一人前の職人になるのですが?

最低5年から10年といった所でしょうか。
全工程を一人前に!となるともっとかかるし
ある工程だけを一人前にって絞るともっと短いです。

その人の器用さや、センスもあるからざっくりな感覚なんですけどね。

伝統工芸、奥の深い話しですし、伝統工芸士の人数と年齢を思うと少し切実な課題だったりもします。
こうして次世代の方々に、筆作りを通して、何か感じていただけるきっかけになれば、本当に嬉しいことです。

この度は、コロナ禍の中、色々と検討に事前準備とご協力頂きました関係者の方に、この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

そして、参加してくださいました生徒さん!
元気をいただきました。
ありがとうございました。

また機会があれば、熊野まで遊びに来てくださいね。

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