立春~彫り師の変わらぬ一日~
本日は立春
二十四節気では、今日が最初の節気となります。
今日ばかりは、春や梅関連の報道が多かったですね。
寒い毎日ですが、今日ばかりは、心新たに!という思いで朝から過ごしています。そんな立春の日ではありますが、当社の職人達にとってはいつもと変わらぬ雰囲気の中、黙々と作業をしていました。
本日は、そんな職人から、日々の作業の紹介です~~
今回は筆の最後の仕上げ、銘彫刻と言われる作業をご紹介します。
出来上がった筆の軸に三角刀で銘を彫り、その部分に顔料で色を入れます。
最近はレーザー機器での彫刻が主力となっておりますが今でも高級な筆や名前入れなどは手作業で行います。
ここからは職人のマニアックな話になります(^_^;)
始めた時に師匠から言われたのが、軸に字を彫るのに3年、彫刻刀を研ぐのに10年は要すと…
当時のその言葉を今ごろ痛感しております。営業をしながら片手間でやっている自分は今年で20年目になりますが未だに彫刻刀を完璧に研ぐことが出来ません。
写真のように3点がぴったり交わり、微妙な刀の角度も必要です。またよく切れるように薄く研ぐと硬い軸に負けて刃がかけてきます。(最近の刀は柔らかいのです泣)
研ぐのには根気と忍耐が必要となってきます。
いつになったら出来るようになるのやら、、
まだまだ研究が要りますが手彫りがよいと言って頂けるように頑張りたいと思いますので是非ご要望くださいませ!
本日は、なかなかご紹介する事のなかった、当社の彫り師の作業という事で
動画にまとめてyoutubeにアップしました。
https://youtu.be/jjlGpwhJItg
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