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筆の駅より【小田原正龍書展】

【小田原正龍書展】
緊急事態宣言中の先日まで開催しておりました。
今回は事後報告として投稿させていただきます。

熊野町出身の小田原正龍先生
毎日書道会審査会員で前衛書道の奎星会に所属
昨年還暦を迎えられ、広島県立の高校教員を定年退職。今回、筆の駅で2回目の個展は先生の書道人生の集大成という素晴らしい個展となりました。
展示の動画を見ていただいたらお気づきなると思いますが古典臨書の帖の多いこと!

正龍先生のお話では
「大学生の頃、宇野雪村先生から毎月お手本が届き、徹底的に臨書を叩き込まれた。そして現師匠である貝原司研先生にも臨書が大事だ!と指導されてきた。」
そして…先生からこんな一言が!
「今となっては、若いころにもっと臨書をやっておけば良かった」
え?(´⊙ω⊙`)
充分に臨書をされてるのに?Σ(゚д゚lll)
道には終わりはなく、いつまでも修行であり、学びなのですね。( ◠‿◠ )

そんな正龍先生は王羲之を特に学ばれたとのこと。
蘭亭序
十七帖
黄庭経
集字聖教序
興福寺断碑
……………
他様々な臨書
九成宮醴泉銘
祭姪文稿
懐素自叙帖
西狭頌
乙瑛碑
曹全碑
……………
挙げていたらキリがないのでこの辺で(^^;

正龍先生から更に興味深いお話がありました。
「同じ筆、紙、墨を使って同じ字(臨書)を複数人に書かせても筆圧や運筆がみんな違うから一つとして同じような字や線にはならない」
それです!まさに筆屋の私達がお客様に「この筆は○○を書くのに適しています」とお伝えし難いのは!
皆様…ご理解いただけますでしょうか(^^;)
先生のように、色々な筆(道具)を使いながら研究されたように、お客様にもご自身で色々試しながら手に馴染む筆を探していただけたらと思います。

筆の駅ギャラリー展示の動画配信は今回初めて。
あえてスマホ縦撮りにしてみました。
やはり横の方がいい!場合は是非コメントください。
「小田原正龍書展」その1 ← 筆の駅ギャラリー
直接リンクは、こちら
実際の動画は、こちら↓↓

「小田原正龍書展」その2 ← 仿古堂3階仿古の間
直接リンクは、こちら
実際の動画は、こちら↓↓

YouTube : #仿古銘筆
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是非お願い致します♡

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